お知らせ

テラマードレデーディナー2024を開催しました

2025.01.10

テラマードレデーディナー2024

開催日:2024年12月22日

場所:アメソコネソコ(今帰仁村)

 

テラマードレデーは、1989年12月10日にパリでスローフードのマニュフェストが調印されたことを記念して、世界中で地域の伝統食や生物多様性を祝うイベントとして位置付けられています。Slow Food Ryukyus でも、この日を『スローフードの理念や活動を広め、多くの人々とつながる日』と考え、地域の食文化の多様性や伝統の味を祝う場を設け、参加者が共にテーブルを囲み、交流を深める貴重な機会となりました。

 

内容:

(1) 沖縄各地から持ち寄ったスローな食材を使用し、参加者全員で調理を行いました。地域に根ざした食材を使うことで、沖縄の自然や食文化に改めて感謝する時間となりました。

(2) 入浜式塩田法を用いたかんすいを煮詰めて、塩をつくる体験も行われました。伝統的な製法という地域資源の価値を再確認しました。

 

使用した食材
朝井さんのお米、与那国のダーマンディ(在来の山芋)、石垣島明石のヤム芋、南大東のサワラジャーキー・マグロジャーキー、波照間のマージン、金武の田芋とムジ(ずいき)、宮古のッフマミ、インリー(在来のカブ)の葉、古宇利島のさとうきび、大根葉、パパイヤ、チデークニ(島人参)、紫芋、てびち、与那国の塩、e.t.c…

 

詳細

テラマードレデーイベントを通じて、参加者の多くが初めて味わう食材や、味の箱船に登録されている食材を味わう機会になりました。また、味の箱船への登録を検討している候補食材にも触れることができ貴重な学びとなりました。

食材の中には、地域の方々から提供していただいたものもあり、地域を支える「ゆいまーる」の精神での分かち合いの尊さを考えるきっかけにもなりました。

14名の参加があり、参加者の年齢は2歳から84歳までと多様で、「食」というテーマがあらゆる世代をつなぐ力を持つことを実感しました。スローフードの普遍的な魅力を改めて感じる場となりました。

メンバー同士で共に料理した食卓を囲むことで、今後の活動の基盤をさらに強固なものにできたと感じています。

 

 

この場に参加してくださった皆さま、場所・食材の提供をしてくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。来年もまた、皆さまと共にテラマードレデーを祝うことを楽しみにしています。