2021年には、沖縄県の高校生たちを対象に、与那国島の伝統的な民具であるウブルの製作と五味五感を探求するワークショップをオンラインで開催しました。

ウブルは井戸水を汲み上げるために使われていたつるべで、クバの葉で作られていますが、水を入れて火にかけるとお湯を沸かすこともできるため、調理器具としても活用されてきました。

与那国にはクバが豊富にあり、食べ物包む他、海の砂を入れると香炉としても使うことができます。クバの葉の無限な可能性と、それを余すことなく活用する先人たちの暮らしの知恵を高校生たちへ伝えることができました。

五味五感ワークショップでは、基本的な味覚である「甘味」、「塩味」、「酸味」、「苦味」、「うま味」の5 つを感じ取りながら、調味料を組み合わせることで色々な味わいが生まれることを体験してもらいました。

五感の全てを意識的に刺激することで、日頃から食について深く関心を持てるよう工夫をしました。