リュウキュウガネブ
3東アジア(ヨーロッパ種)に属するうちの一種と学術的に証明された、琉球独自の野生ブドウです。東アジア郡種に属するエビヅルが変異した品種ではないかと言われています。山葡萄の特徴を備え、酸味があり糖度が約16~20あります。果皮は厚く種が多く小粒で、一房/ 約20g~50g程度の大きさです。強い紫外線や潮風などの沖縄の環境にも適していたことから、リュウキュ
ウガネブという独自の品種が自生できたと考えられています。
ウガネブという独自の品種が自生できたと考えられています。
リュウキュウガネブが自生できる環境が激減し、種が絶滅してしまう可能性を危惧し、4名の生産者が県内各地から自生しているものを見つけ、苗木を採取し、恩納村で栽培を始めました。量に限りがありますが、収穫されたリュウキュウガネブ果汁を100%使用したワインが生産販売されています。
御供物にする食べものがどうしてもなかった場合など、山や海岸端からリュウキュウガネブをとってきてお供えしていたと言われています。酸味が強いので生食には向いておらず、古代から自生していたものの、実用性が無かったと言われていました。土地開発が進み、山地が切り拓かれ、海沿いが埋め立てや海岸工事で自然が破壊されたことにより、自生しているリュウキュウガネブを発見するのも難しくなりました。